Small English bent-side Spinet
このようなスピネットはイギリス以外にもあるが、イギリスに特に多かった。 弦は鍵盤に対して斜めに張られている。 右のサイドがチェンバロの様にカーブしているので、ベントサイドスピネットと呼ばれることが多い。 また、この名称を用いれば、16世紀のイタリアのspinettaと混同することもない。
写真の小型の楽器の一番長い辺(これをスパインspineと呼ぶ)は154㎝あるが、この辺を壁につけると部屋に収まりやすい。 これに対して右のサイドが直線となっているものはTriangular Spinetと呼ばれる。
なお、この楽器は415-440Hz、アフリカの硬い木でできている。